総務省が、3月28日に発表した3月の小売物価
統計(東京都区部)で、コシヒカリ(5Kg)の価格が
前月より316円(7%)も高い4679円だった。
江藤農水大臣は、備蓄米を放出すれば、
消えたコメが値下がりを恐れて、市場に
出てくるので、コメ不足は解消し、価格も
下がり正常化に向かう、と備蓄米放出策を
自画自賛していたが、待てど暮らせどコメは
出て来ず、価格だけは上がりっ放し。
待っていた分だけ、高いコメを買わされる
羽目になった。
これで、備蓄米を放出して、当面の不足感を
消せば、高値で価格を維持できると農水省と
JA全農は花見の宴会でもしているのだろう。
4月に入って3日目、のぞいたスーパーの棚は、
高い値のついたコシヒカリ2袋だけだった。
同時に公表された東京都区部の消費者物価
指数(2020年=100)の米類は195.1となり、
1970年以降の最高を6ヶ月連続で更新。
3月の消費者物価指数は、2・4%上昇した。
コメが9割ほどの暴騰が数値を押し上げた。
2回目となる6万8000トンの入札も終わったが
落札価格の平均は、玄米60Kg当り税抜きで
初回が2万1217円で、2回目は2万722円と
およそ500円の僅かな値下がりでしかなかった。
入札者が手元在庫も少ないこともあり、高値
水準が続くと読んでいる証拠。
それでも、農水相は2回目の様子を見てから
3回目を検討するとして、コメ不足はそっちのけ。
もともと21万とは不足していたのだから、
このままでは当面の不足分は穴埋めできても、
市場の不足感が緩和されるわけではなく、
6月から早くもコメ争奪戦が始まるとの指摘も。
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