21万トンの備蓄米放出では、全国に基盤を
整えるJA全農が、入札量の9割以上を落札したと
されており、この結果、JA全農ルートに繋がる
大手卸売業者から外れている中小卸売業者には
備蓄米が流れてこず、このルートに頼っていた
スーパーは、備蓄米には無縁となった。
いはば、流通から干されていたのだ。
大手は、コメ保管用の低温倉庫を保有している
ため、市場への放出は、自由自在に調整が
出来るので、価格の上昇、高値維持が可能に。
やっと気が付いた農水省は、これまで禁じて
いた卸売業者間の取引を認め、干されていた
中小卸売業者への流通ルートを開いたが、
価格は高めになることは必至。
専門家は、3回目となる放出を、これまでの
前回の結果を見てから決めるとしていたのを
結果を見る前に放出を決定したのは、流通の
末端業者を始め、消費者から悲痛なコメが
ない、との声に、やっと気づいた結果と指摘。
コメガ無いとの悲痛な声が満ちているのに
なお、農水省はコメの生産が十分なのに、
業者らが在庫を増やして流通が目詰まりして
いることが価格高騰につながっているとして
供給の絶対量が不足している実態を認めない。
4月も中旬になって、夏日の気温を記録した
地域も出て来た。
玄米でとはいえ、コメの保管には気温の
上昇は品質の悪化に繋がるため低温保存が
原則で、流通業者は温度15℃以下、湿度
70~75%での保管が可能な低温倉庫を持つ。
コメ高騰相場で、投機に走っている俄か米屋は
気温が20℃を超える場所で保管していると
コメは一気に虫やカビなどの発生に襲われる。
追加放出で、市場相場が落ち着いたころ
行き場を失った俄か米屋のカビ米を掴まされぬ
ことに注意が必要だと専門家は指摘。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿