2月14日に、江藤拓農相は政府備蓄米の放出を
発表し、18日の閣議後には、[コメの流通市場が
動き出した]と取引が活発化しており、価格の
値下がりを思わせる発言をした。
メデアの中には、既に9割がたも値上がりを
しているため500円は下がるとの記事も多く出た。
しかし、放出した備蓄米が店頭に並び始めると
想定される時期の4月の先物取引指数は、逆に
上昇を示し、既にこの時点で値下がりは期待薄に。
市場が必要とするコメの絶対量を読もうともせず、
JA全農の顔色を見ながらの小手先の対応が続く。
3月10日に行われた入札で、14万2000トンの
備蓄米が放出されたが、市場では値下がりの
兆候すら見られず、逆に高値気配が支配。
26日には、6万8000トンの2回目の入札を実施。
コメ不足問題に関して、江藤農林水産大臣は
3月11日の記者会見で、国がコメの生産調整を
行っているとの指摘について「大いなる
誤解だ」と反論し、「コメの生産は今でも
自由」と強調して、世論が沸騰。
長きにわたる減反政策が招いた政策の失敗で
あることはだれの目にも明らか。
農水省は[水田活用の直接支払交付金]などの
制度を通じて、コメの作付けを制限する
方向に誘導して来たことは紛れもない事実。
主食用米の作付けを抑制するために、飼料用
米や他作物への転換を推奨し、補助金を
出している事実を、どのように説明するのか。
このようにして生産量を制限しすぎた結果が、
コメの市場流通量が減少し、コメ不足を
招いたと専門家も厳しくしてきしている。
にも拘らず、[自由に生産できる]と公然と
言い張る農水大臣、このような国民をバカに
するレベルの大臣が、日本の農政に君臨。
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