国立感染症研究所などが統合されて、2025年
4月1日から発足した[国立健康危機管理研究
機構]によると、百日咳患者が過去最速の
ペースで感染者が増加しているとする。
全国の医療機関から3月24~30日(2025年
第13週)に報告された患者数は578人と、
現在の集計法になった2018年以降1週間
当たりの報告数としては最多となった。
前の週はに報告された患者の数は458人。
今年に入ってからの約3カ月間の累計は
4771人となり、昨年1年間の累計4054人を超えた。
感染者の累計では、東京都や大阪府などの
都市部で多いほか、新潟県や沖縄県で多い。
百日咳は、百日咳菌を原因菌として発症し、
痙攣性の咳発作などを症状とする感染症。
小児に多くみられる病気で、1歳未満の乳児、
特にワクチン未接種の生後3か月以下では
重症化し、死亡することもある。
大人が百日咳に罹った場合は、咳が長引く
ものの重症化することは少ないが、周りの
子どもに感染させて、広がる原因となる。
百日咳による小児の重症化・死亡を防ぐため
日本では乳児にワクチンの定期接種が行われる。
ワクチンの効果は、4~12年で減弱すると
いわれており、近年では小学校高学年以上を
中心に患者が増加傾向にあるとされている。
感染は、百日咳菌と呼ばれる細菌が咳による
飛沫や接触によるのが主な感染経路。
細菌を含む飛沫を吸い込んだり、細菌が
付着した手で鼻や口などを触ったりする
ことが感染する原因となる。
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