2025年2月26日、岩手県大船渡市三陸町綾里
田浜下の山林で火の手が上がった火災のほか
赤崎町合足地区や陸前高田市小友町柳沢など
3ヶ所で相次いで火の手が上がり大規模化。
4月7日には、広範囲に延焼していた山火事も
折からの雨にも助けられて鎮火した。
この火災で焼失した面積は延べ2900haにのぼり
近年では最大の山林火災となった。
この火災で住戸102棟を含むおよそ210棟の
建物が全半焼した。
今回の山火事の拡大の要因は、降雨量が例年の
3%程度だったため極端な乾燥状態だったこと。
加えて、海岸部の急峻は峰が複雑に入り組み
折からの強風の風向きの変化が甚だしかった
ことなどが消火活動を妨げ、更に燃え易い
針葉樹林の上部での樹冠火の火や燃えた葉や
木片が強風に煽られて、時には500mもの
先まで飛び火したことが延焼域拡大となった。
特に、三陸海岸では松食虫被害で枯れた
アカマツが多く存在し、倒木や立ち枯れの
木もあるため、乾燥していると非常に燃え易い。
大船渡での山火事に続いて、
3月23日には、岡山県南区飽浦で発生した
山林火災では565haを焼失して5日後に鎮火。
3月23日、愛媛県今治市長沢地区の山林から
出火した山火事では、約442haを焼失。
4日後の27日夕から28日未明にかけて降った
まとまった雨の助けがあって鎮火に成功した。
25日には、宮崎市鏡洲の山林で発生した
山火事では、約50haを焼失して27日に鎮火。
出火原因は、大船渡市ではゴミ焼きの火や
作業小屋からの出火かと思われるほか原因が
確認されていず、今治市の火災も出火原因不明。
岡山県の場合は、山林での伐採作業で木っ端を
燃やしていた火が周囲へ移ったこと、宮崎県の
場合でも山林作業中の火の不始末が原因とされる。
専門家は、山林火災の出火原因は北米などでの
落雷や樹木同士の擦り合う摩擦による発火は
考えられず、日本国内における山火事の原因は、
ほぼ100%が火の不始末やたばこのポイ捨てなど
人為的な原因であると指摘。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿