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2025年4月12日土曜日

備蓄米 2次放出でもコメは見えず高値続く

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




市場には、消えたコメが戻って来て、価格は

500円は下がるとの前触れで始まった放出。

結果は日を追って店頭の価格は上がり続けた。

店頭に放出米が並び始めれば、500円は下がる

との望みを持って待ったが、4月に入っても

高い値の付いた札がぶら下がっているだけで

棚には目当てのコメは見つからなかった。

最も高い札の下に、コシヒカリ2袋が客待ち。

そもそも、入札で落札されたコメの9割は

JA全農が落札していたのだから結果は自明。

農家からコメを集荷するJA全農が、手にした

備蓄米の売渡で価格低下を嫌い、高値維持を

図るのは当たり前の商行為。

JA全農が、放出された21万トンと同量の

コメを売り控えれば、市場に出てくるコメは

増えず、価格が下がるわけはない。

専門家は、仮に21万トンと同量の供給増加が

あれば、現在60Kg当り2万6000円のJA全農と

卸売り業者間の相対価は、半分の1万3000円に、

小売価格は5キロ2100~2200円に低下、比率で

0~50%の範囲内で低下して当然だと話す。

しかし、価格は下がらなかった。

理由は、もともと21万トンという数字のコメは

存在しなかった、不足していたのだ。

農林水産省は3月31日、今年1月末時点コメの

流通実態の調査結果を発表した。

発表では、コメは前年比で計19万トン程度の

在庫が増加したとみられるとし、その増加量は

小売りや中食・外食段階で前年より在庫が

7万トン増え、生産者段階で9万トン、卸売り

段階で3万トン増えており、合計19万トンが

流通量不足に備えて備蓄したという。

ということは、備蓄で消えたとされる21万

トンは、元々なかったことになる。

そうでなければ、合計40万トンが流通で

在庫されていることになるが、これは非現実的。

いずれにしても、店頭にはコメが無いのは

事実なのだから、農水大臣は2次放出の結果を

見る、ではなく即座に19万トンの3次放出すると

言えば、確実に事態は改善されるのだが高値

維持しか頭にない農水省は動こうとはしない。

これが、国民を守る農水省のすることなのか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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