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2025年4月16日水曜日

韓国の山火事 10日ぶりに鎮圧 死者30人

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
河 津 桜  佐保川堤



韓国山林庁などによれば、3月21日に韓国

東岸地域の中部地域で発生した山火事は、

首都ソウルの面積の約8割に相当する4万8000

ヘクタール以上を焼失して、3月30日になって

鎮圧されたと発表。

尚、各所には小さな残火が燻っているという。

確認された死者は30名に上るとされる。

死亡したのは逃げ遅れた高齢者が多く、高齢者

施設から車で避難中に火事に巻き込まれた人も。

韓国山林庁によると、焼失面積は4万8000haにも

なり、これは首都ソウルの面積の約8割に相当。

この火災の延焼地域には文化財が多く、25日には

慶尚北道義城郡では新羅時代の7世紀建立の

[孤雲寺]が全焼し、寺の国指定文化財も焼失。

火は更に、近接する安東市にも燃え広がり、

李氏朝鮮時代の貴族階層[両班]などの家屋が

現存する世界文化遺産[河回村]近くまで延焼。

火が迫る安東市では、市内にある文化遺産の

韓国最古の木造建築といわれる国宝[極楽殿]が

ある[鳳停寺]が類焼しないように、境内の古木を

切り倒すなどの防火対策が取られたという。

中央災難安全対策本部と山林庁によると、

山火事は、21日から1週間内に、全国で

同時多発的に発生し、規模の大きな火災だけで

11件にも上るという。

火災発生原因については、この時期に日本

国内で相次いだ山火事と同様に、長期間に

わたり降雨がなく異常乾燥の状況が続いたうえ

強風に火が煽られて延焼地域が拡大した。

焼失面積は、3週間ほど前に日本で発生した

近年では最大だったとされる大船渡の山林火災の

際の13倍以上にも及ぶ広大な面積が焼失している。

失火原因については、墓参の際の掃除で使った

火が燃え広がったりとか、80代の老人が、

畑で草取り作業をした後、暖を取るために

燃やした雑草から火が広がったなどの出火

原因が確認されている。

その他、防火のためのパトロールで、山頂

付近で撒かれている油の痕跡を確認したなどの

報道もある。

この山火事後には、喫煙しながら登山をして

いる人に注意をしたなどの記事も出ている

ことから、山火事防止に対する対策や啓蒙が

日本よりは遅れている感は否めない。

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