韓国山林庁などによれば、3月21日に韓国
東岸地域の中部地域で発生した山火事は、
首都ソウルの面積の約8割に相当する4万8000
ヘクタール以上を焼失して、3月30日になって
鎮圧されたと発表。
尚、各所には小さな残火が燻っているという。
確認された死者は30名に上るとされる。
死亡したのは逃げ遅れた高齢者が多く、高齢者
施設から車で避難中に火事に巻き込まれた人も。
韓国山林庁によると、焼失面積は4万8000haにも
なり、これは首都ソウルの面積の約8割に相当。
この火災の延焼地域には文化財が多く、25日には
慶尚北道義城郡では新羅時代の7世紀建立の
[孤雲寺]が全焼し、寺の国指定文化財も焼失。
火は更に、近接する安東市にも燃え広がり、
李氏朝鮮時代の貴族階層[両班]などの家屋が
現存する世界文化遺産[河回村]近くまで延焼。
火が迫る安東市では、市内にある文化遺産の
韓国最古の木造建築といわれる国宝[極楽殿]が
ある[鳳停寺]が類焼しないように、境内の古木を
切り倒すなどの防火対策が取られたという。
中央災難安全対策本部と山林庁によると、
山火事は、21日から1週間内に、全国で
同時多発的に発生し、規模の大きな火災だけで
11件にも上るという。
火災発生原因については、この時期に日本
国内で相次いだ山火事と同様に、長期間に
わたり降雨がなく異常乾燥の状況が続いたうえ
強風に火が煽られて延焼地域が拡大した。
焼失面積は、3週間ほど前に日本で発生した
近年では最大だったとされる大船渡の山林火災の
際の13倍以上にも及ぶ広大な面積が焼失している。
失火原因については、墓参の際の掃除で使った
火が燃え広がったりとか、80代の老人が、
畑で草取り作業をした後、暖を取るために
燃やした雑草から火が広がったなどの出火
原因が確認されている。
その他、防火のためのパトロールで、山頂
付近で撒かれている油の痕跡を確認したなどの
報道もある。
この山火事後には、喫煙しながら登山をして
いる人に注意をしたなどの記事も出ている
ことから、山火事防止に対する対策や啓蒙が
日本よりは遅れている感は否めない。
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