ミヤンマー中部のマンダレーを震源とした
M7・7の地震で、およそ1000Km離れて
タイのバンコクで建設中の33階建ての
オフィスビルが一瞬で倒壊した。
このビルは、中国国有のゼネコン[中鉄十局]が
施工を行っており、地上33階建てのオフィス棟と
5階建ての駐車場を建設する計画で、建築
総面積は約9万4千平方メートルに上る。
中鉄十局は、海外で初めて手がける超高層
ビルだとHPで紹介していた。
当局によるものか、HPは倒壊後に消去された。
タイ当局は、他のビルでは大きな被害が出て
いないのに、なぜ倒壊したのかに大きな
疑問を抱いているとされる。
また、倒壊したビル周辺では、立ち入りが
禁止となっているにも関わらず、中国人の
男ら4人が、地震発生翌日の29日にビルの
裏口から侵入し、駐車場のコンテナ内にあった
書類を持ち出したとして逮捕された。
男は建設のプロジェクトディレクターを名乗り、
正規の労働許可証やパスポートを所持していた。
4人が持ち出された書類は建設請負業者や
下請け業者に関する文書や一般工事検査
通知書など32枚で、警察が押収した。
2008年5月12日に発生したM8・0の四川大地震
では、約7000もの学校の校舎が倒壊して、
多くの児童が犠牲になったほか、負傷者数が
445万人にも上る大震災であった。
この、校舎倒壊原因で明らかになったのが、
耐震性を無視した杜撰な[オカラ工事]だった。
今回の高層ビル倒壊は、将にこの[オカラ工事]を
思い起こさせるものである。
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