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2025年4月17日木曜日

北海道沖 巨大地震レベルまでひずみが溜まる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ヒ ガ ン ザ ク ラ



東北大学や北海道大学、海洋研究開発機構

(JAMSTEC)の研究グループは、2019年から

5年間にわたり、北海道沖の千島海溝沿いの

海底にGPSの観測点を設置して、近くの

動きを観測した。

太平洋側のプレートが、陸側のプレートに

沈み込み始める[海溝軸]を挟むようにGPSの

観測点を設置して、設置点の移動の状況を

観測することで、[歪(ひずみ)]の状況を調査。

観測結果では、海側のプレートでは、GPS

観測点が年間およそ8センチ陸側へ移動して

いた一方、陸側のプレートのうち、[海溝軸]に

近い場所設置した観測点も同様に年間およそ

8センチ移動していた。

この結果は、海側のプレートが沈み込み

始めている場所でプレートどうしが強く

くっついている[固着]状態になっている場所が

存在することが明らかになり、この場所に

[歪]が溜まっていることが確認された。

千島海溝では、陸上の津波堆積物の調査など

から、17世紀に巨大地震が発生して起きた

大津波が押し寄せた痕跡が確認されている。

この時、プレート境界がずれ動いた量は

25m程度だったと推測されている。

この巨大地震以降、400年間にわたり、年間

8㎝ほどずつ固着が累積していれば、当時と

同じ規模の巨大地震が発生する可能性が

あるとしている。

17世紀の巨大地震ついては、地震本部は

北海道東部では津波堆積物が海岸から離れた

湿原の土中や海食崖の上部等で確認され、

その解析から17世紀に1952年の十勝沖地震を

はるかに超える規模の津波が発生し、現在の

海岸線から1~4Km程度内陸まで浸水したと推定。

発生年については、これまでの知見から

1611年から1637年の間に発生したと評価する。

また、この地震は十勝沖と根室沖の震源領域が、

海溝寄りの領域を含んで破壊する2011年の

東北地方太平洋沖地震と同様の特徴を持ち、

規模はM8・8に達したと推定されるという。

この巨大地震の後に、北海道東部の太平洋

沿岸が数十年かけて1~2m隆起している。

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