農林水産省は、9月19日に向こう1年の主食用
米の需要見通しを正式に示し、インバウンド
需要などを踏まえて最大で前の年の実績と
同じ程度になるという見方を公表した。
インバウンド需要や増加傾向にある1人当たりの
消費量を踏まえて、最大で2024年の需要実績
711万トンと同じ程度になるとしている。
2026年6月まで1年間の国内の主食用米の
需要量は697万トンから711万トンを見込む。
過去5年の平均の消費量から試算した場合には
24年を14万トン下回るとして、見通しに幅を
持たせた。
農林水産省は、これまでコメの需要見通しに
ついて、人口減少などで毎年およそ10万トン
ずつ減るとしてきたが、過去2年は実績が
見通しを大幅に上回る結果になり、価格高騰の
原因となったとの指摘もあったため、今回、
算出方法をこれまで算入していなかった
インバウンド需要などを含めた形に見直した。
同時に、生産の見通しも示され、主なコメの
産地で増産が進んだ結果、需要を上回る
728万トンから745万トンを見込んいる。
価格高騰の原因について農林水産省は、過去
2年間の需要見通しが実態と大きくかけ
離れていたことを認めた。
これまで、農林水産省は人口減少や食の
多様化などの影響で最近は毎年、およそ
10万トンずつ減少すると見込んできた。
だが、23年は682万トンの需要見通しに対し、
実際の需要は705万トンと23万トン上振れ
していた上に、24年の実績も見通しより
37万トン多い711万トンと、過去2年間で
60万トンもの需給バランスで不足していた
ことを正式に確認した。
コメ農家からの買取価格が、意図的に低く
抑えらていたとしても、農林水産省が真剣に
数字と向き合っていれば、ここまで投機的な
高いコメを食わされることはなかったと
腹立たしい思いをする人は少なくないだろう。
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