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2026年6月17日水曜日

小惑星「2025 PN7」は地球の準衛星

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
御 衣 黄 桜



地球と似たような公転軌道を持って太陽を

周回している小惑星の中には、[準衛星]と

呼ばれる特殊な軌道を取るモノがある。

地球から見た場合には、あたかも地球の

衛星のように見えるので[準衛星]と呼んでいる。

地球と似たような公転軌道を持つ小惑星は、

現在100個ほど発見されている。

このような小惑星は頻繁に地球に接近するため、

地球の重力の影響を受け、変わった軌道へと

進化するケースがある。

その中には、地球の重力に捕獲され、一時的に

地球周回軌道に乗る “第2の月” として振る

舞うような小惑星もある。

これまで、観測によって見つかったものと

しては、これまでに5個が記録されている。

*「1991 VG」「2006 RH120」「2020 CD3」

「2022 NX1」「2024 PT5」の5個。

だが、準衛星が衛星であるかのように周回する

のは見た目だけの話であり、決して “第2の月” と

呼べるものではない。

準衛星は頻繁に地球に接近することから、

しばしば軌道が不安定で変化しやすく、

あまり長い間は存在できない。

また、準衛星の大半はとても小さなサイズで、

観測そのものが困難であるため、準衛星で

あると推定された小惑星は数個しかない。

準衛星はこれまでに[カモオアレワ(Kamo

ʻoalewa)]、[カルデア(Cardea]]、[(277810)

2006 FV35]、[2013 LX28]、[2014 OL 339]、

[2023 FW13]の6個が見つかっている。

2025年8月2日に[2025 PN7]が掃天観測プロ

ジェクト[Pan-STARRS]によって発見された

推定直径20m前後のかなり小さな小惑星で

周回軌道が不安定な地球の準衛星。

2025 PN7が準衛星である期間は128年だけ。

カモオアレワは、かなり寿命の短い準衛星と

して取り上げられることが多い天体だが、

それでも準衛星である期間は381年であると

計算されている。

地上から観測したカモオアレワのスペクトル

(電磁波の波長ごとの強さ)はアポロ計画で

採取された月の石と一致したことから、

天体衝突などで飛び出した月の破片では

ないかと考えられている。

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