太陽系で大気が存在する天体は、これまで
十分な重力がある大きな惑星や準惑星などに
限られると考えられ、冥王星より遠い天体で
大気の存在が確認された例はなかった。
国立天文台などの研究チームは、26年5月に
冥王星より外側にある小天体に大気が存在する
ことを地上からの観測で確認したと発表した。
大気の存在が確認された天体は、冥王星より
少し遠くに存在する径が500Km程度の比較的
小さな天体[2002XV93]。
研究チームは、この天体が遠くの星の前
を横切る際に星からの光がどのように遮ら
れるか詳しく調べたところ、天体の大気に
よる光の屈折がないと説明できない星の
見え方の変化が確認されたという。
観測時、この天体は太陽からおよそ57億Kmと
冥王星よりわずかに外側に位置していた
ことから、太陽系で大気が確認された最も
遠い天体だとしている。
国立天文台では、今回の発見は太陽系の
果ての天体に関する従来の理解を覆すもので、
大気の起源などを解明するため、今後も観測を
続けたいとしている。
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