地球と同じような軌道を描いて、1年周期で
地球を周回する天体を[準衛星]と呼ぶ。
衛星のように見えるのはあくまでも地球を
基準とした場合であり、太陽を基準にすれば
地球の公転軌道付近で太陽を周回する小惑星の
軌道を周回している。
米国の大学の研究チームは、地球の準衛星と
なっている小惑星[469219 Kamo`oalewa
(カモオアレワ)]について、月から飛び出した
破片である可能性があると発表。
研究チームによると、月の破片がカモオ
アレワのように数百万年に渡って地球と似た
ような軌道を公転する小惑星になる確率は
非常に低く、極く稀のことだとする。
月と衝突した破片は、地球と月の重力を
振り切るのに十分な運動エネルギーが必要で、
破片の大多数はアテン群やアポロ群のような
軌道で太陽を公転する小惑星になる。
研究チームが行ったシュミレーションの結果、
破片全体のうち6.6パーセントは、一時的に
地球の公転軌道付近で太陽を周回する可能性が
示され、カモオアレワはその一つだとする。
中国は、小惑星から岩石などのサンプルを
回収することを目指し、2025年5月に無人の
ロボット探査機[天問2号]を打上げた。
計画では、26年7月に約1600万Km離れた
準衛星のカモオアレワに到着し、岩石を
回収し、27年11月に地球にカプセルを持ち
帰る予定だという。
持ち帰ったサンプルの分析で、カモオアレワが
本当に月の破片なのかどうかが確かめられる。
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