ページ

2026年6月22日月曜日

[死海] 縮小が進み死に行く湖に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
石  斛



水に入った人が、浮いている観光写真で

良く知られている中東の塩湖、死海。

この死海が、水位の低下で縮小が進むという。

カザフスタンとウズベキスタンにまたがる

地域に存在した世界4位の広さを持つ湖で

あったアラル海は、流入する河川流域での

綿花栽培の取水のためソ連時代に消滅した。

これと同様に、流入する河川からの水不足で

死海が、死にゆく湖になっているという。

 死海は、イスラエルとヨルダン、パレスチナ

自治区の境界にまたがる塩湖で、塩分濃度が

通常の海水の10倍の濃さで、人が浮く。

湖面の海抜はマイナス約430mと地球上で

最も低い場所にある湖としても知られる。

死海の水源はシリアとレバノンの国境にある。

ここから流れるヨルダン川がイスラエル北部の

ガリラヤ湖を通過して南下し死海に注ぐ。

ヨルダン川とその最大の支流ヤルムーク川では

数十年前から、イスラエルとシリア、ヨルダンが

飲料水や農業用水用の水源として利用して

おり、その流域はダム建設や大規模な取水を

繰り返して来て、湖面水位は毎年1m程低下。

その結果、死海に流れ込む水量はかつての

13億立方mから約1億立方mにまで減少した。

更に、水位低下に影響を与えている要因として

死海では、1970年代末に中央部が干上がり、

南北に分断され、北側は水深が深く水が残る。

南側には人工的に北側から水が引かれ、

工業用塩採取のための塩田が広がっている。

ここで水を蒸発させ、肥料用のカリウムや

マグネシウムを採取している。

死海の塩水濃度は80年代以降、高すぎて飽和

状態になって来ており、湖底には結晶化した

塩が雪のように降り積もり、煙突やドーム、

きのこなどの形をした彫像が随所で見られる。

加えて、観光地としてだけでなく、日常生活にも

影響を与える6000以上の陥没穴が死海周辺に

発生しており、通行にも危険性が及んでいる。

陥没穴の直接の原因は急速な水位の低下で、

地下の濃い塩分濃度の地層に水が入り込み、

塩を溶かして空洞を造るためだという。

死海再生への取組も進まず、死を待つばかり。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





0 件のコメント: