ひなげしの咲く丘を、母子が歩く情景を描いた
モネの作品[アルジャントゥイユのひなげし]。
[虞美人草]とも呼ばれて、フランスの国花。
日本国内では、この仲間の[ナガミヒナゲシ]を
巡って[毒草]か否かの論争が起こっている。
路傍で側溝などでも可愛い花を咲かせている。
ナガミヒナゲシの種子は、1つの果実に約1,600粒、
1株で最大約15万粒にも達し、未熟でも発芽力が
高く、車のタイヤに付着して広範囲に拡散。
繁殖力が強く、周辺に生息する植物を駆逐する
悪影響を及ぼす恐れがあると指摘されている。
ケシの名がつくケシ科の植物から、モルヒネ
などの[アヘン成分]を連想するが、アヘン
成分含まないが、茎などから出る乳液には
アルカロイドという有毒成分が含まれていて、
肌に触れるとかぶれることがる。
アルカロイド性の有毒物質を含むことから
毒草と名指しされて、最近では関東地方を
中心に全国182の自治体が、安易に触らない
ように注意喚起をし、駆除を奨励している。
日本では、海外起源のものを特に外来生物と
呼び、その一部は在来生物や生態系に深刻な
悪影響を与える[特定外来生物]に指定され、
現在162種類が指定されている。
この内、植物はオオキンケイギクなど19種が
あるが、ナガミヒナゲシは含まれていない。
植物の専門家は、[イチジクやセロリでも
かぶれる人はかぶれますから、絶対大丈夫と
いう植物はそもそもない。普通の雑草で
かぶれない人は、これにもかぶれないと思う。
ナガミヒナゲシを駆逐することもないでしょう」
と、やんわり駆除を否定。
岸辺や空き地などでもよく見かける黄色い花を
咲かせるオオキンケイギク。
北アメリカ原産のキク科の宿根草で、観賞用や
ドライフラワーにも利用されていたが、外来種
として野外に定着して問題となり、2006年2月に
特定外来生物にしていされている。
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