米疾病対策センター(CDC)は、米国内で激しい
下痢を引き起こす寄生虫感染症サイクロスポラの
感染症例数が過去最多の6700人超となった。
全米41州で感染が確認または疑われる症例は
合計1万1500件を超えた。
ミシガン州では、初めて2人の死者が確認された。
サイクロスポラ症は、寄生虫に汚染された
食品や水を摂取することで感染し、激しい
下痢や吐き気、腹痛などを引き起こす。
感染症が表面化した7月には、中西部の
ミシガン州など4州であったのが、8月には
9州にまで感染が拡大した原因について、
米疾病対策センター(CDC)はメキシコで生産
されたレタスが原因とみて調査を進めている。
だが、41州にまで拡大している感染原因に
ついては、確証が得られないとしている。
その大きな理由は、寄生虫に汚染された食品や
水を摂取しても、すぐに発症することはない。
腹部の痙攣、吐き気、水様性の下痢、膨満感が
始まるまでに、最長2週間かかることがある。
更に、症状が治まらないことに気付き、医療
機関を受診する頃には、感染源への暴露から
3週間~1ヶ月が経過している場合があり、
感染場所や原因追究することが極めて困難で
あることが指摘されている。
米食品医薬品局(FDA)の調査では、農場の
灌漑用水路からサイクロスポラが確認されて
おり、汚染された水や土壌がサイクロスポラ
感染を拡大させている可能性を指摘する。
専門家は、人間の便で汚染されるサイクロ
スポラに汚染された水が、寄生虫を農産物に
付着させる媒介物だと指摘している。
だが一方で、1人の感染者、あるいは農業
作業従事者であっても、これほど多くの人を
感染させるほど大量の農産物を汚染するとは
考えにくいという指摘もある。
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