50万年から80万年前には、現生人類のホモ・
サピエンスと分岐したネアンデルタール人は
アフリカからイスラエルやレバノンがる西
アジアの東地中海沿岸地域のレバント地方を
通りヨーロッパやアジア大陸へ広がった。
現生人類は30万年前ごろに出現して後、6~
7万年前ごろにアフリカを出て世界各地へ
広がったとされている。
京都大などが参加する日仏トルコの国際研究
チームは、レバント地方の北にあたるトルコの
南部にあるウチャーズリⅡ洞窟で、約7.7万~
5.9万年前のネアンデルタール人2人と約5.9万~
4.7万年前のホモ・サピエンス3人の化石の
一部を発見した。、
ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが
同じ洞窟を利用して生活をしていた。
両旧人のそれぞれの地層から、人骨のほかに
計1万9252点の石器と、食料となった計2万
4236点の動物の化石、食用ではない計59点の
貝殻なども見つかった。
発掘調査から、両旧人は特定の場所でしか
取れない石材から同じ手法で石器をつくり、
同じような動物を狩猟し運んでいたほか、
特定の貝殻の収集もし、行動様式に共通性が
みられるという。
貝殻のおよそ半数は、地中海沿岸に生息する
アフリカタモトという種類で、この小さな
貝に穴をあけて装身具として使用していた
遺物がネアンデルタール人時代の地層からも
見つかったことなどから、両旧人が2万年以上も
文化を共有していた時代があったと推測している。
研究者は、交雑の背景には両者共通の価値観が
あったのではないかとしている。
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