毛主席語録は、建国の父、毛沢東が訪れた
先々や集会で語った語録で、中国共産党
政権下では、聖書のような存在である。
同様に、その時々の主席が語った言葉は、
党是として、絶対的な存在感を持つ。
習近平は、福建省省長時代の6年間に7回
晋江市を視察し、2002年の段階で政府と
市場が協力する形で進める同市の民営経済の
発展は[晋江経験]と呼ばれる経済発展モデルと
してのお墨付きを与えられていた。
晋江市モデルは、経済の発展の波に乗り、
全国から多くの視察団が訪れるモデル都市に。
26年から始まった第15次5か年計画の中でも
発展モデルとして[晋江経験]が記載されている。
7月9日に、欧米の有名な運動靴ブランドの
委託生産をしている福建省晋江市の5階建て
製靴工場で火災が発生した。
当局は、この火災で28人が死者したと発表。
火災の発生後、習近平は[重要指示]を出し、
現場労働者の救出やその後のケアに全力を
尽くすとともに、早急に火災の原因を究明し
関係者の責任を追及するよう指示をした。
この製靴工場は鉄筋コンクリート5階建ての
ビルで、1階の打ち抜き加工の作業場には
大量の原材料が積まれているなど、5階まで
いずれも靴の倉庫や生産ラインとなって、
半製品や製品がうず高く積まれていたと言う。
工場は1階から5階までフェンスに囲われており、
避難通路にまでフェンスがあって避難を妨げた。
火に追われた数十人の作業員は屋上にまで
逃げて救援を待ったが、4時間ごには火勢が
屋上に達して、飛び降りる人も出た。
火災発生時には、工場には作業員237人と
外部から商品を届けに来た2人の計239人が居た。
消防による救出活動は困難を極め、最後には
屋上に追い詰められた60人ほどが火に巻かれた。
当局は、死者数は28人としているが、ある
調査では、実際の死者は147人に上るとする。
習近平の威信が掛かっている晋江市での
杜撰な防災対策による重大な人災事故に対し、
国民からも厳しい目が向けられている。
中国では鉱山事故や火災など生産現場で起きる
事故のうち、10人以上の犠牲者が出た場合を
[重大事故]とし、30人以上になると[特別重大
事故]と定義され、犠牲者が多いほど現地の
当局者への責任追及も厳しくなる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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