渓流 油絵 10号
鳥になりたい、鳥のように大空を飛びたいとの願いから
生まれたのでしょうが、凧の世界史での起源となると
ギリシャ時代で、紀元前4世紀ごろまで遡るそうです。
男は子供の頃には一度は凧揚げに興じた想い出を持って
いることでしょうが、学校の工作で奴だこを作った時代と
なると、可なりの年配の人になるでしょうね。
最近は昔懐かしい奴だこは、三角形や変形の凧、呼び
名もカイトと呼ばれるものが主流になっているようです。
破れ難いビニール張りで、下りたたみ式になっていて
かさ張らないのも受けているようです。
ヨーロッパや東南アジアでも、公園や広場で、子供に
混じって大人も凧揚げを楽しんでいる光景を、旅行途中
に少なからず見かけます。
庶民の家族的な遊びとして根強い人気を持っていますが
日本で、庶民に凧揚げが広まったのは徳川時代に入って
からといいますから、思いのほか遅い時代です。
伝わったのは、やはり中国からで、平安時代だと言われて
います。
大凧揚げで有名なのが、滋賀県の八日市の大凧揚げで
江戸時代の中頃から始まったといいます。
たたみ100畳敷きの広さ(12x13m)の広さで、重さが
700Kgもある大凧を大勢の市民が引っ張って大空に
揚げます。
市内には凧揚げ専用の道路も備えられていて、電柱が
一本も無い広々として畑の中に、広い道が真直ぐに通じて
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