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2009年1月4日日曜日

凧揚げ

渓流  油絵  10号



鳥になりたい、鳥のように大空を飛びたいとの願いから

生まれたのでしょうが、凧の世界史での起源となると

ギリシャ時代で、紀元前4世紀ごろまで遡るそうです。

男は子供の頃には一度は凧揚げに興じた想い出を持って

いることでしょうが、学校の工作で奴だこを作った時代と

なると、可なりの年配の人になるでしょうね。

最近は昔懐かしい奴だこは、三角形や変形の凧、呼び

名もカイトと呼ばれるものが主流になっているようです。

破れ難いビニール張りで、下りたたみ式になっていて

かさ張らないのも受けているようです。

ヨーロッパや東南アジアでも、公園や広場で、子供に

混じって大人も凧揚げを楽しんでいる光景を、旅行途中

に少なからず見かけます。

庶民の家族的な遊びとして根強い人気を持っていますが

日本で、庶民に凧揚げが広まったのは徳川時代に入って

からといいますから、思いのほか遅い時代です。

伝わったのは、やはり中国からで、平安時代だと言われて

います。

大凧揚げで有名なのが、滋賀県の八日市の大凧揚げで

江戸時代の中頃から始まったといいます。

たたみ100畳敷きの広さ(12x13m)の広さで、重さが

700Kgもある大凧を大勢の市民が引っ張って大空に

揚げます。

市内には凧揚げ専用の道路も備えられていて、電柱が

一本も無い広々として畑の中に、広い道が真直ぐに通じて

います。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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