悪夢だったガソリン価格の暴騰。
1リットルが180円を超え、200円すら現実になりそうな
雲行きに、急速な自動車離れも起きました。
価格の高騰による粗利益巾の減少で、全国で43,000
箇所といわれるスタンドの過半が赤字経営を強いられ、
資金力の備えが薄いスタンドや、売上の減少が著しい
スタンドの閉鎖が相次ぎました。
特に深刻なのは過疎地で、全国で150を超える町村で
ガソリンスタンドが経営難で消滅すると言われています。
秋からのガソリン価格の下落は、需要を回復させるため
には、一時的には神風となってはいます。
原油価格も先物価格が147ドル台を付けていたのが
12月には一時32ドル台にまで落ちる急落を見ました。
年末では40ドル台の価格で推移していて、スタンドの
ガソリン価格も、1リットルが100円前後となっています。
年末年始の自動車の利用者も増えて、スタンド経営に
ホッとした空気が漂っていますが、依然としてスタンドの
数は都市部や幹線沿いでは過剰で、値下げ競争も激化
し始めています。
今後、加えて頭痛の種は、急速な燃料電池車や電気
自動車の普及です。
電気自動車を開発中の各社は、早いところは09年から
本格的な販売を開始すると発表しています。
ガソリンスタンド経営は、この電気車の普及に備えた
対策も考えなければならない正念場に立たされます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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