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2009年11月11日水曜日

伊勢神宮 宇治橋の渡初め

ジヴェルニーの睡蓮  油絵  10号





20年に一度行なわれる伊勢神宮の式年遷宮に備え

工事が既に始められています。

今回は持統天皇四年(890年)に以来の62回目に

当る内宮の遷宮になります。

正宮の遷宮の四年前には、まず五十鈴川に架かる宇治橋の

架け替えが行なわれるしきたりになっていて、11月3日には

新橋が完成して、渡初式が盛大に行なわれました。

この余韻もあり、秋の観光シーズンに入り休日だけでなく、

平日も大変な人出で賑わっています。

総ヒノキ造りで、1~2ヶ所に小節や補修痕があったものの

白木の無節材を贅沢に使用した橋には、ヒノキの香りが

漂っていて、一層雰囲気を盛り立てています。

厚さが15cmもあるヒノキの板が480枚も張られている

長さが102mの、恐らく日本で最高額の木造のでしょう。

橋脚には、ヒノキより強度があるケヤキが用いられていて

八角形に加工されています。

これだけの高価な橋だけに、洪水の備えに、橋の上下流は

大きな平石で川底を平らにして、流れる水量を平均化し、

川上側には10本近い大きな柱が立てられています。

「木除け杭」と呼ばれているそうで、洪水などのときに

流木が橋脚を直撃して破損させるのを防ぐ備えの柱です。

渡初式の際には、他の橋と同じように親子3代に渉る

健康な夫婦が選ばれて、渡り初めをしました。

先頭の夫婦は、地元伊勢市から選ばれた夫婦が勤め

媼(おうな)が、白の衵(あこめ:中着)に緋色の袴、白い

被衣(かずき: 頭から被る布)を被って杖を手にして

歩く姿の写真が新聞に出ていました。

全国から選ばれた58組もの3代夫婦が参加したと

書かれていますから驚きです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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