ペルシャ湾のインド洋への出口に突き出たアラビア半島の
一帯には国土の狭い産油国が多くあります。
50年前には砂漠が広がるばかりで、遊牧で生活をする
人たちとペルシャ湾岸の交易の港町しかない地域でした。
ここで石油が見つかり、石油がエネルギー源として注目を
集め出した頃の1971年にイギリスが撤退し、経済力を
備えたアブダビとドバイが中心になって、他の首長国と
共に独立し、アラブ首長国連邦を建国しました。
石油価格の高騰で、巨額のオイルマネーが流れ込む時代に
なって、産油産業が中心のアブダビ首長国に対して、ドバイ
首長国は観光や不動産、金融産業で大きく発展しました。
特に、オイルマネーを運用する資産家達が集まる中東の
金融センターの機能を備えるまでになります。
砂漠の中に次々と高層ビルやリゾート施設が建てられ
世界一の高さを誇る824mのブルジュ・ドバイも完成
間近となり、更に1400mの高さの超超高層ビルも
着工されることになりました。
海岸の埋立地には、富豪用の別荘や高級ホテルなどが並ぶ
パームアイランドが建設されて夢の世界が出現したのです。
開発に投じられた資金は膨大な金額でしたので、金融危機後に
資産価格が半値以下に暴落したために、ドバイ首長国政府や
政府系の企業群の動向が懸念されていました。
25日なってドバイ政府や関連企業が590億ドルの負債の
返済を猶予して欲しいと債権者に要請する事態となったのです。
砂漠の中に出現した夢の世界は蜃気楼だったのです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
健康と安心のメタボへの備えは?
Windows 7 Ultimate アップグレード
マイケルを悼む DVD
Javari.jp レディース
0 件のコメント:
コメントを投稿