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2009年11月12日木曜日

今更ワクチンがないとは

ひまわり  油絵  10号



新型インフルエンザの感染者の拡大が続き、全国の

指定医療機関を訪れた新規の患者が10月末の1週間に

40万人増えて154万人と急増し、1医療機関平均では

33.28人と、季節性インフルエンザの流行期に匹敵する

数字にまで急増しています。

既に、持病のある人などを対象にしたワクチン接種が

始まっており、また、11月中旬からは持病のない1歳から

小学3年生までの子供に対するワクチン接種の前倒しに

備え準備するように通知が出されています。

しかし、この大事なスタートの時期に、厚生労働省からの

報告では、今月分の接種に備えるべき575万回分の

ワクチンの製造が全く間に合わず、120万回も少ない

450万回分程度になるとの報告が出されました。

ワクチン製造の基になるウィルスの増殖が間に合わず

今回の遅れの原因になったとの報告です。

医療機関関係者への接種開始のときにも、一部では

ワクチンの不足が問題になり取り合いになったとの

ニュースが流れていましたが、確実な実現性を備え

いない計画を無責任に流す厚生労働省の体制に、大きな

問題があると思えます。

年金も大事ですが、今喫緊の問題は新型インフルエンザ

対する対応であり備えであることを認識して大臣が

もっと表に出てきて采配を振るべきではないでしょうかね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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