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2015年6月22日月曜日

米 トランス脂肪酸全面禁止へ 日本は心配ない

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ブーゲンビレア



トランス脂肪酸は食用油などの脂質に含まれる

不飽和脂肪酸の一種で、植物油を加工して作る

マーガリンやショートニングなどに多く含まれる。

トランス脂肪酸は油脂の加工過程で生成されて、

油脂分を微細化してクッキーやクロワッサンなどの

サクサク感を出したり、食品の保存期間を延ばす

効果もあるとされている。

だが、摂取すると悪玉コレステロール値が高まり、

肥満や動脈硬化、心筋梗塞を引き起こすリスクが

増すとの研究結果が多く示されて、米食品医薬品

局(FDA)は2006年に、その危険性を指摘して、

食品中の含有量表示を義務化していたが、6月

16日に、2018年6月までに食品添加物から全廃

すると発表し、全面使用禁止に踏み切った。

カナダやヨーロッパの国々だけでなく、韓国でも

含有量の表示義務を課しているが、日本では

2013年2月、日本動脈硬化学会が表示求める

声明を発表しているが、内閣府食品安全委員会は

心配ないと一蹴。

根拠は、WHOが1日当たりのトランス脂肪酸の

摂取量を総エネルギーの1%未満にする勧告。

これに対して、日本人の摂取量は1日当り、平均

0・7g(総エネルギーの0・3%)に過ぎないから

含有量表示も不要とする。

米国は、摂取量の多寡ではなく、危険性を備え

いるからゼロとする方針を打出したのだが、日本

政府は輸入食品への対応だけでなく、食への

安全性への対応は全くピントがずれている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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