滝とサルの生息で知られる大阪府の北部、箕面
市で2014年にツキノワグマが捕獲され、「とよ」と
名付けられて寺の境内で飼われている。
オスの成獣で体長約1.5m、体重約60kgと堂々
たる体躯を備えている。
専門家の話では、兵庫県北部から福井県にかけて
生息している「北近畿個体群」と呼ばれる群れに
属し、伴侶を求めて大阪にやって来たようだ。
山麓や僻地に耕作放棄地が増えて、イノシシや
シカの食害も増加の一途。
大阪府内の2013年度の被害額は1億3千万円で
過去10年間に約4割増えた。
被害額の約4割はイノシシによるものだが、箕面
市に隣接した池田市は、落語にも出て来る「牡丹
鍋」の地だが、捕獲するにも猟師がいない。
加えて、野生動物の保護に備えた「鳥獣保護区」が
広がっていて、容易に捕獲も出来ない。
森林面積は約5万8千ha(12年度)と全国最小で、
森林率も31%と全国で最低水準の大阪府で野生
動物が増加し、一部ではシカが過密状態に。
箕面公園のサルも観光客が与える餌で増えて
600匹超になり、悪戯が過ぎて嫌われ者なったが
市が2010年に悪質な餌付けに罰金を科す条例を
施行し、メスザルの避妊対策も進めた結果、最近は
約半減し、340頭前後になり成果が顕著に。
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