2015年5月30日20時23分ごろ、小笠原諸島近海を
震源とするM8・1の巨大地震が発生した。
震源の深さは約682Kmで、震度5強だった。
巨大地震であったため全国47都道府県で地震動を
観測し、小笠原村母島で5強、東京都内で震度4、
沖縄県や北海道でも震度2を記録した。
震源が非常に深い所で発生する地震は深発地震と
呼ばれ、潜りこむプレート内部か近くで発生する。
世界で起きる場所は、今回のような日本南方の海の
深部のほか、日本海の深部、南太平洋のトンガ・
ケルマデック地域や、サイパン・グアム島の地下や
南米の太平洋岸の地下など、ごく限られた所だ。
計測された震源の深さは、潜り込むプレートの
限界を示すことになり、貴重なデータとなっている。
同じ太平洋プレートでもアリューシャン海溝では地下
200~300Kmまでしか深発地震が起きていない。
即ち、太平洋プレートはこの辺までしか潜り込んで
いないことを示し、南海トラフから潜り込むフィリピン海
プレートは深さは約100kmまでにしか達していない。
4日前の5月26日に茨城県北部を震源とするM3.5の
地震の深さは100kmで、地上の震度は1だった。
心配される首都直下地震でも、過去に大きな規模の
地震が発生しているが、震源が深かったために
地上では大きな揺れに至らなかった例が存在する。
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