気象庁は、2014年9月御嶽山の噴火により、
登山者57名が死亡、6名が行方不明になる登山
史上例のない大きな事故が発生したのを受けて、
登山者などに噴火の事実をいち早く伝える
「噴火速報」という新たな情報提供制度を設けて、
8月4日から運用を開始する。
対象となるのは気象庁が24時間態勢で監視して
いる全国の47火山で、一定の期間、噴火して
いない火山で噴火が発生したり、より規模の
大きな噴火が発生したりした場合に噴火から
数分以内をめどに発表される。
一方、すでに噴火が発生している火山で同じ
規模の噴火が再び発生した場合や、噴火の
規模が小さく、すぐに確認できなかった場合には
発表されない。
最近の噴火例では、14年9月の御嶽山の噴火や、
15年5月の鹿児島県の口永良部島の噴火などが
発表の対象となるが、6月から7月にかけての
箱根山や浅間山の噴火では噴火の確認まで
時間がかかっているため、発表されない。
問題は、緊急を要する情報をどのように、的確に
伝えるかだが、噴火速報の発表の対象となる
全国の47の火山のうち、山頂や登山道に防災
行政無線のスピーカーが整備されている火山は
東京の青ヶ島だけで、一部に整備されている
火山も浅間山や阿蘇山など、15の火山に止まる。
全体の7割近い31火山では整備されていない。
山頂や登山道のいずれでも携帯電話会社の
大手3社のすべての電波を受信できる火山は
北海道のアトサヌプリと有珠山の2火山だけだ。
制度は出来たが、情報収集は登山者の責任で。
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