再生可能エネルギーの固定価格買取り制度が
始って以来、太陽光発電ばかりが目立っていたが
風力発電も洋上風力の発電設備設置で注目を
集めるようになってきた。
唯一つ、有望視されながら厚い壁に阻まれて
開発が遅れていたのが地熱発電だ。
日本は火山列島の国であることから、世界3位の
地熱資源を備えた豊かな国である。
1位がアメリカで、3900万Kw、2位がインドネシアの
2700万Kw,3位に日本の2300万Kwが続く。
だが、折角の資源が生かされておらず地熱発電
量は51万5000Kwで世界の第9位だ。
原因は有望資源の存在する場所の殆んどが
第1種特別地域の国立・国定公園内に位置して
環境省の規制が最も厳しく、また地元の温泉源と
なっていると枯渇を恐れた反対運動に直面する。
現在、国内に17ヶ所の地熱発電所があるが、
うち13ヵ所が電力会社の事業用発電所、残りの
4ヵ所は九州のホテルの自家用発電所だ。
環境省は、地熱発電開発の遅れの改善に備え
このほど、第1種特別地域内に存在する熱源に
対して、区域外から斜めに井戸を掘って熱源を
活用する開発手法を認める方針を明らかにした。
限られた開発手法とは言え、既に全国で20ヶ所
前後の大規模開発計画が進んでいる。
商業性を備えた地熱発電所建設は、地元の合意
から地質・掘削調査、環境影響評価、建設までと
開発期間は長期に亘り、大きな投資が必要となる
ため政府の強力な支援が欠かせない。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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