国内に欧米の多剤耐性菌感染者1400人に
国立感染症研究所によれば、抗生物質がほとんど
効かないため問題化している「カルバペネム耐性
腸内細菌科細菌」に感染した患者が14年9月以降、
国内で1400人近く報告されていたことが判った。
「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌」は、欧米で
ここ10年間に急速に広がっていたが、今回1364
事例が報告されていることが明らかになった。
海外の医療機関で受診した患者を通じて国内に
持ち込まれるケースが増加しているため、国は
実態把握と感染拡大防止に備えて、14年9月に
法律で患者全員を報告するよう義務付けた。
患者は65歳以上の高齢者に多く見つかり、国内で
感染したケースも少なくないと見られている。
多剤耐性菌は、多くの抗菌薬(抗生物質)に耐性を
獲得した菌のことで、治療では全く抗菌薬が使用
できないわけではなく、抗菌性を備えている薬を
見つけて治療をすることになる。
ただ、免疫力が低く、体力が衰えた高齢者には
重症化するリスクが高まるため早期発見が肝要だ。
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