昔の人に縁が少なかったアレルギーや花粉症、
近年増え続ける成人病の糖尿病、心筋梗塞や
脳梗塞などの血管症、そしてガン。
これらの増加要因になっているのが植物油の
摂取過多だとする研究者や医師が居る。
我々の身体を造る細胞の細胞膜は脂肪酸から
できており、脂肪酸にはオメガ6脂肪酸とオメガ
3脂肪酸があり、アルファリノレン酸、DHA(ドコサ
ヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を
含むオメガ3脂肪酸も必須脂肪酸とされる。
オメガ6脂肪酸はサラダ油などに含まれている
リノール酸であり、体内でアラキドン酸を造る。
アラキドン酸から各種のホルモン様物質が造られる。
注意すべきは、必要以上にオメガ6脂肪酸を摂り
細胞がアラキドン酸で飽和状態になると、炎症を
促す作用のあるエイコサノイドが過剰につくられ、
炎症系の体質になる。
即ち、アレルギー体質や成人病になり易い体質に
なるため、オメガ6脂肪酸を摂りすぎないことだ。
一方、オメガ3脂肪酸は炎症を促す作用のある
エイコサノイドが過剰に造られるのを抑制する。
オメガ6とオメガ3の二つの必須脂肪酸は互いに
相反する働きを備え、身体のバランスを保つ。
両者の望ましい摂取量は、オメガ6が8~12g、
オメガ3は目標量として2.2g以上とされる。
摂取比率としては、農水省は4:1とし、研究者
などの多くは1:1~4:1が望ましいとしている。
だが、現代人の多くは10:1~50:1とされる。
植物油、特にサラダ油の過剰摂取に気を付ける
「少油生活」が将来の健康維持の源ということだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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