政府は毎年流行する季節性インフルエンザに
備えて、ワクチンの備蓄目標を5700万人分と
定めて製造を進め、1560億円もの巨額の資金を
投じて来た。
だがこれまで、大きな流行が予測される年でも
使用される量が1/4にも及ばぬため備蓄量の
見直しを行うことになっている。
一方、感染予防にワクチンを接種した場合、予防
効果が得られるのか。
医療機関や研究機関からは、感染予防効果に
対して、厳しい反応が示されている。
A型のワクチンを接種したのにA型に感染した例も
あり、毎年A型であっても遺伝子配列が変異し
続けるため、備蓄品では期待の効果が得られない。
新規製造には半年ほども必要なため、流行が
始ってから製造したのでは間に合わず、また
製造工程で遺伝子配列が変質することも多い。
WHOの見解では、ワクチン接種による感染予防の
効果は期待できないが、発症や重症化を抑える
効果はあるとなっている。
厚労省も、ワクチンは感染を完全に抑える働きは
ないが、発症については抑える効果が一定程度
認められるとしている。
その発症予防効果は、老人で40~45%、乳幼児で
20~50%、成人では20~30%と半分までだ。
巨額の税金を投入しているワクチンの備蓄政策の
在り方を抜本的に見直しが喫緊の課題だ。
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