経済発展に伴う飽食化や食事の洋風化が進む
中国では、食料不足に備えた対応が何にも増して
重要な課題となっている。
都市化と共に農民から都市住民へと移動が進み
既に人口の54%が都市住民になっている。
2014年の穀物生産量は6.07億トンと過去最高を
更新し、11年連続となる増産が続くが、それでも
食糧自給にはほど遠く、2020年には5000万トン
不足とされ、世界からの爆買いが続くことになる。
コメの生産量は世界1位となる1.4億トンと史上
最高を記録したが、世界の貿易量の約8%の
300万トンを輸入している。
食糧の6割をコメが占め、3割強が小麦となって
おり、小麦生産量はEUに次ぐ2位の1.2億トン。
だが、洋風化が進む中でパンや菓子類に適した
高グルテン成分を備えた高級小麦が少ないため
世界の貿易量の6%に相当する850万トンを輸入。
コメや小麦、トウモロコシの増産は見込めない
状況にあるため、政府はジャガイモの栽培を
戦略的・重点的に取り組む計画を進める方針だ。
現在、生産量は9500万トンと世界一であっても
潅漑設備や効率の悪さに加え、作付の環境や
土壌汚染で単位当り収量は欧米の1/3に止まる。
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