グラス一杯のビールの美味さは何物にも代え難いが
やはり気になるのが痛風の元凶プリン体の存在。
痛風発症の大多数は40~50代の男性で、女性は
女性ホルモンがプリン体を造り出す尿酸の排出を
促進させる働きを備えているから発症者が少ない。
血液中に尿酸が増加し、排出されずに溜まると
関節などに先のとがった結晶となって付着する。
これが耐え難い痛みとなって襲いかかってくるが
この痛みだけでなく、結晶体は腎結石や尿毒症、
脳梗塞、心筋梗塞の原因ともなる。
痛風の予防には、まず食事で尿酸の元となる
プリン体を多く含む食材の摂取を抑制することだ。
鶏レバーやイクラ、数の子、明太子や鯛の子
などの魚卵を控えること。
また、プリン体は体内で老化した細胞の分解
過程でも造り出されるので、積極的な排出が
必要になるが、痛風発症の8割ほどの原因は
尿酸排出機能の低下にあるとされている。
機能低下を補うためには、常に水分補給に気を
付けることと、尿を尿酸を溶かす働きを備える
アルカリ性にすることが大切。
アルカリ性にするためには、野菜を多く摂取する
ことと、カリウムが血液中の尿酸を排出するので
カリウムを多く含む海藻類とイモ類を含む野菜の
摂取が肝要だ。
体内の細胞の老化を防ぐには、抗酸化作用を
備えたビタミンA、C、Eの摂取と適度の運動が
効果的で、過度のストレスも貯めないことだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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