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2015年9月19日土曜日

腸管出血性大腸菌 O157に注意

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
カタバミ



O157に代表される腸管出血性大腸菌は、牛や

豚など家畜の腸内に住んでいて、家畜の排出する

糞便中にも排出される大腸菌の一種で、その菌に

汚染された生肉や生野菜、井戸水などがヒトの

体内に入り、感染すると食中毒を発症する。

この大腸菌は、酸に強く、胃酸では死なない。

腸に達すると強い毒性を備えた多量のベロ毒素を

造り出すと共に、どんどん増殖する。

激しい腹痛や血便があり、症状が進行すれば

毒素によって、腎臓の毛細血管の内皮細胞が

破壊され、急性腎不全の状態の溶血性尿毒症

症候群(HUS)という重篤な合併症を起こす。

幼児や高齢者は、死に至る危険性が増す。

1996年、小学校での集団発生事例が多発し、

夏には大阪府堺市で、学校給食によるO157集団

中毒では数千人を超える患者が発生している。

それ以降、腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症は

1999年から年間約 4,000件前後の発生が続く。

2015年8月26日現在では、2129件の報告がある。

2011年4月に富山県、福井県などで発生した焼肉

チェーン店での生肉食による広域集団食中毒発生

事件後、厚生労働省は2011年10月に生食用食肉の

規格基準を改正し、2012年7月に牛生レバー提供の

禁止を行った。

感染予防に備えた対策は、生レバーは勿論のこと

生肉食を避けることと、家庭内の調理で生肉を

触った手、包丁、まな板で野菜に触れないこと。

75℃で1分以上の加熱で菌を死滅させること。

ハンバーグなどは中心までしっかり加熱すること

など、レバーや生肉料理には注意を払うこと。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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