2012年4月朝鮮半島沖で1006hPaだった低気圧が
2日後に964hPaと台風並みに発達する低気圧
(爆弾低気圧)により、日本列島各地がすさまじい
突風に襲われた記憶が残る。
竜巻だけでなく、日本にはこのような突風も存在。
日本では突風の定量的な定義がないため、「急に
風速が強まる風」を広く「突風」と呼んでいる。
風力階級に対応した表現として、「強風」、「疾風」、
「烈風」、「暴風」などの用語で風速の大きさを表す。
突風をもたらす大気の乱れを、気象用語では
「擾乱(じょうらん)」と言っている。
竜巻が渦を巻いて地上の建物などを巻き込み、
吹き上げて破壊して行く。
これに対して、強力な風、風量が積乱雲中から
落下して来て、地上の樹木や建物を押し倒し
叩き潰すように周辺に吹き飛ばして行くのが
ダウンバースト呼ばれ、破壊力が恐れられている。
発生原因の一つは雨滴や雪片などの降水粒子が
積乱雲中で、落下中に蒸発して上空の空気の
塊が冷やされ、密度が高くなり、重くなった空気が
支えきれず勢いよく地面に落下して衝突する。
もう一つは、、雹などの固体粒子が積乱雲の中を
落下中に周辺の空気を引きずって下降する気流の
勢いが強くなって、地上に衝突する。
また、夏場には夕立がやってくる直前にひんやり
した風が吹き過ぎる現象がガストフロント。
「陣風」「早手(はやて)」とも呼ばれる。
ガストフロント通過時の突風は、多くの場合風速
20~30 m/s程度で、日本では大きな被害を出す
事例が少ないため余り注目されていない。
時折、運動場などでテントが吹き飛ばされた事故が
報道される程度だが、つむじ風も突風の仲間だ。
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