6月30日に中国衛生・計画生育委員会は栄養と
慢性疾患に関する2015年報告書を発表した。
報告書では、10年前の統計と比較して6歳~17歳の
青少年の身長と体重は著しく増幅したが、同時に、
肥満の割合が前回のおよそ2倍になったとする。
都市部と地方部との比較では、地方部の方が
身長・体重ともに増加が著しい。
全国平均で、都市部の男子は、身長が2cm高く、
体重は3.6Kg増となっている。
女子は、身長は1.8cm高く、体重は2.1Kg増に。
一方、地方部の男子では、身長が4cm高くなり、
体重は4.7Kg増となっている。
女子は、身長は3.5cm高く、体重は3.4Kg増に。
食生活の高栄養価や飽食化などにより、身体が
大幅に大型化している。
また、肥満の子供の割合が6.4%と10年前の2倍と
なり、北京市では小中学生の16%が「太り過ぎ」。
2013年度の調査では太り過ぎの青少年の31%が
高血圧で、66%が高血糖だった。
中国国家体育局の報告では、20~69才の成人の
うち、約34.4%が過体重であり、12.7%は肥満。
中国では、飽食による肥満化とともに、世界一の
糖尿病国家の看板は降ろせそうにない。
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