国立感染症研究所の発表では、今年8月26日
時点で、マダニに咬まれて「重症熱性血小板減少
症候群(SFTS)」ウィルスに感染した累計患者数が
全国で151人に達し、うち41人が死亡している。
2013年に山口県で初の患者が見つかって以来
主に、中国、四国地方以西で確認されていた
SFTSウイルスの感染者が今年6月、京都府で
初めて確認されたが、9月3日石川県で死亡した
60歳代の男性がマダニに咬まれていたことが
判明し、SFTSウイルス感染が北陸まで拡大した。
2011年、中国で世界で初めて確認された感染症で
その後の調査で、7つの省で感染した患者が
2百人以上見つかっており、当初は中国に生息
するフタトゲチマダニによるものと思われていた。
その後、捕獲したマダニの比較で備えている
遺伝子が異なることから、日本固有の種類で
あることが判明している。
ウイルスを媒介する「フタトゲチマダニ」は日本など
アジア各地に生息しているため、2013年以前から
日本国内で被害者が出ていたことが推定される。
マダニは草むらなどに広く生息しているため、
手足を露出して草むらに入らないことや寝転ばない。
帰宅時にマダニを家に持ち込まないこと。
マダニは咬み付くと離れないので、無理に取らずに
直ぐに医療機関に行くことが大事だ。
発症すると、発熱や頭痛、筋肉痛、失語症などの
神経症状、頸部リンパ節の腫れなどを伴う。
特に高齢者は重篤化し易く、死亡率は10%程度。
現在は有効なワクチンや薬剤は無い。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿