バターがスーパーの棚から姿を消して久しい。
時折並べられても、数量限定、一人1個だけ。
クリスマスやお正月に備えた需要期であるが
農水省は緊急輸入で対応するのに忙しい。
ニュージランドなどからは輸入圧力が掛るが
TPP批准待ちで、品不足で高値止まりのまま。
バターが無いのであれば、代替にオリーブオイルを
どうぞと勧める張り紙があったがそれも消えた。
オリーブオイル価格が急騰しているのだ。
バター不足のせいではない。
世界一の生産規模を備えたスペインが干ばつで
収穫量が半減、更にイタリアの伝統産地で古木が
次々と枯死する病気が流行り、こちらもパニック。
日本人1人当りの消費量は、ギリシャ人の年間/人、
31.1Kgに比べると僅かとも言えないたった0.2Kg。
これでは2倍値になっても関係ないと言えそうだが
少油生活が推奨される時代になって、健康に
心配のないオリーブオイルは欠かせない地位に。
先ずは、牛乳生産を安定させ、必要量のバターの
供給がないとバター離れも進み、TPPどころで
ないレアアース並みの打撃を被ることになる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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