毎年のことながらシンガポールやマレーシアなど
インドネシアのスマトラ島に隣接するマレー半島
地域は、スマトラ島からの森林火災の煙に襲われ
日常生活にも支障が出るほどの煙害を被る。
11月になると東南アジア各地は雨期入りして
火災は終息に向かうが、乾季のこの時期は火災が
拡大するばかりで手の施しようがない。
火災の発生原因は、パーム油採集拡大に備えた
密林の伐採材や、農園整備の際の雑木などを
野焼きすることによる煙に加え、地下の広い
範囲に埋蔵されている泥炭に火が燃え移って
発生する煙がマラッカ海峡を超えて襲ってくる。
地方の町はずれの山野の至る所で泥炭が燻ぶり
続けて、鼻を刺す強い臭気を備えた煙が漂って
いる地域も多く、水を掛けても容易に鎮火しない。
また、地方空港では離着陸が妨げられて、空港が
閉鎖される事態も発生する。
2013年に煙害が長時間続き、大きな被害が出た
のを受け、シンガポール議会は再発防止・歯止めに
備えて今年8月に、野焼きに関与した行為に罰金を
科す越境煙害法を可決している。
インドネシアのジョコ大統領は10月23日、消火が
困難な泥炭地での農園開発は新規許可を出さない
方針を表明したが、へき地での農園維持管理や
拡大には野焼きは不可欠だけに効果はなさそう。
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