中国政府は一人っ子政策を全面廃止したと発表。
これまで、労働人口減少に備えて、一人っ子同士の
夫婦は2人まで無条件で子供を儲けることが出来る
ように規制を緩和してきた。
しかし、2人目の出生者数は目標に遥かに及ばず、
一人っ子制度を全面廃止に踏み切った。
だが、今後共、出産前の届け出や2人までとする
制限は残されるようだ。
中国では既に、2012年から労働力人口が毎年、
数百万人も炎症が続いている上、労働者の高齢
化による経済及び社会的影響も深刻になって来た。
子供が仕事や結婚などで不在となり、高齢の両親
だけが残される老夫婦家庭を「空巣家庭」と呼ぶ。
国内紙は、全国の大・中規模都市部の「空巣家庭」は
70%に達すると伝えている。
2013年の国勢調査のデータでは、一人っ子が
2億1800万人存在し、うち1009万人が25歳になる
前に死亡し、2030年には毎年の一人っ子の死亡者
数は27万7000人に達すると推測している。
そのため、一人っ子に先立たれた「失独家庭」は
1000万世帯になると分析する。
1人の子供が両親と、場合によっては両親の親
4人の面倒も見なけれはならことも在り得る一人っ子
政策が備えている最大の問題は、家族の土台と
なっている子供の死亡や病気などによるものだ。
「失独家庭」の一番の問題は残された高齢者の
日常生活の維持で在り、介護だ。
政府は毎年7万6000所帯づつ増えるとされる
失独家庭の生活補助に備えた給付金制度を
2014年から導入したが、金額は都市部で一人
数千円程度であり、年金や社会保障制度が
未熟な中国社会では老人は生きては行けない。
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