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2015年11月19日木曜日

中国 東北部の大気汚染は煤煙地獄

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




冬の寒さと共に中国北部では煤煙の季節が

やって来て空は灰色のスモッグで覆われる。

北京市内では暖房源はガスなどに切り替わって

いるが、地方では昔ながらの石炭が熱源だ。

寒さに備えて窓にビニールシートを張って二重に

した家の屋根に突き出た煙突からは、真っ黒な

煙が立上り、やがて這い降りて来て周囲を包み

煤煙が鼻を突き、雪の上を黒く染める。

今年、北京では8月に開かれたアジア太平洋経済

協力会議首脳会議(APEC)や世界陸上選手権に

備えて1ヶ月がかりで演出したAPECブルーが

有名になったが、続いて9月上旬の抗日戦争勝利

70年記念でも北京ブルーのプレゼントがあった。

工場の操業を1ヶ月に亘って停止し、車の市内

乗入禁止など代価は非常に高くついた。

だが、10月中旬にもなれば例年通りで17日には

最悪レベルである「危険」を示す345を記録。

防寒に備えた石炭ストーブが一斉に使用される

この頃になると東北部ではPM2.5数値も急上昇。

11月8日には、遼寧省瀋陽市でPM2.5の濃度が

1m3当たり1400μgを突破する空前の汚染度に。

中国の環境基準の35μgの40倍に達した。

呼吸器疾患の患者も増え続け、肺がん患者も

急増している。

2012年に肺がん発症者は全世界で182万人でたが、

この内中国人が36万人を占めている。

北京市の肺がん患者数は2002年の10万人当り

39.56人だったが、2011年には63.09人と60%増に。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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