厚生労働省が、平成27年12月に発表した平成26
年度の「国民健康・栄養調査」結果のポイントでは、
所得と生活習慣等に関する状況で、所得の低い
世帯では所得の高い世帯と比較して、穀類の
摂取量が多く野菜類や 肉類の摂取量が少ない、
と報告している。
詳しくは、コメやパンなど穀類の1日の摂取量は、
所得が200万円未満の世帯では、男性は535g、
女性は372gと、所得が600万円以上の世帯より
20gから40g多くなっていた。
一方、野菜の摂取量は、所得が200万円未満の
世帯では、男性は253g、女性は271gと、所得が
600万円以上の世帯より40gから70g少なかった。
所得の低い人は肉の摂取量も少なく、所得が低い
人ほど栄養バランスのよい食事が取れていない
ことが明らかになった。
健診の受診に関する状況については、健診を
受診していない人の割合では、所得が600万円
以上の男性では16.1%だったのに対し、所得が
200万円未満の男性は42.9%と、所得が低くなる
ほど高くなっていた。
厚生労働省は「所得が低い人は栄養バランスの
よい食事をとる余裕がなくなっているのではないか。
食事の内容を見直すなど健康への関心を高めて
ほしい」と指摘している。
食生活の不規則さや偏りから低所得になるほど
肥満率や成人病の罹病率が上がる傾向がある。
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