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2016年3月9日水曜日

ネットによる危険なダイエットドラッグの蔓延

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
枝垂れ梅



糖質制限ダイエットや油抜きダイエットが日本では

知られており、それらの危険性についても専門家

からしばしば指摘されており、理解も進んでいる。

だが、一発勝負のダイエット薬品については

幅広く表面化する機会も少なく、時折、異常な

健康被害で問題化する程度だ。

しかし、最近ヨーロッパで若者を中心に広がって

いるダイエットドラッグは非常な危険性を備え

いるとして問題化しているが、当局の取締りの

網をくぐり、ネット販売などで拡散している。

毒薬の名を冠せられているドラッグはジニトロ

フェノールと呼ばれ、正式名は2,4-ジニトロフェ

ノール(DNP)という人工化合物。

現在は防腐剤や染料、除草剤、現像液などで

工業薬品として使用されている物質だ。

だが、過去にダイエット薬として使用されていた。

人体が運動をする場合には、体内に僅かに備え

られているATPという物質がエネルギーとなる。

体内のATPが使われて枯渇すると、細胞内の

ミトコンドリアがグルコースや脂肪酸なりを酸素と

反応させてATPを作り出すので、有酸素運動が

脂肪を燃焼させ、内臓脂肪削減に有効とされる。

DNPが人為的に体内に入れば、細胞が脂肪酸や

グルコースを酸素と反応させてATPにするシステムを

阻害し、ATPを産出させずに脂肪酸やグルコースを

燃焼させることになり、運動をせずとも体内脂肪が

燃焼し続けて体温の上昇につながり死亡する。

DNPの摂取過多による急死だけではなく、体内に

蓄積され易く、発がん性も認められている。

ネットで流通しているダイエット薬にはDNP配合の

表記がないものもあるため要注意だ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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