健康の友達であるはずの酒・焼酎も度を過ぎると
怖~い敵に姿を替え襲ってくる。
中性脂肪の増加や高血圧、更に血栓症。
HDLコレステロールなどの増加で血液がどろどろの
状態になると血管内皮細胞を傷つける。
すると血小板が集まって来て血栓が出来る。
血栓は血流を妨げて、或は血管を詰まらせて
脳梗塞や心筋梗塞などを引起す。
酒はこの左党の敵、血栓を溶かす働きを備えて
いるという嬉しい記事があった。
血小板が集まって出来た血栓は「フィブリン」と
呼ばれる繊維状のタンパク質を引き寄せるため
固い血液の塊となって梗塞を起す。
正常な血管と血液を備えていれば、血栓の溶解に
関わる酵素「t-PA(組織プラスミノーゲン活性化
因子)」や「ウロキナーゼ」といった物質が血管内皮
細胞から分泌されて、血漿中に含まれる「プラス
ミノーゲン」という酵素に働きかけて、活性型の
「プラスミン」というタンパク質分解酵素を作り出す。
このプラスミンが血栓を大きくしていくフィブリンを
分解して、血栓を溶解する。
焼酎、特に芋焼酎と泡盛にt-PAやウロキナーゼの
分泌、活性を促す効果があることが突止められた。
さらに、芋焼酎と泡盛には「飲む」ことに加えて、
香りを「嗅ぐ」ことでもt-PAを活性化させることも
実験によって明らかにされた。
芋焼酎には、バラの香りの主成分の1つである
β-フェニルエチルアルコールやリンゴの香りに
似たカプロン酸エチルなどの香気成分が含まれる。
2つの酵素の活性化を促すのに最適の量は、純
アルコールに換算して1日に30ml程度なので、
焼酎で言えば、120ml程度とか。辛抱できます?
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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