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2016年7月1日金曜日

韓国 高齢者貧困率 OECD1位

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
羽衣 神苑



経済協力開発機構(OECD)が公表している高齢者

貧困率は韓国が加盟国中で1位。

OECD資料では、2012年からの最新値で比較した

対象34ヶ国中で49・6%と突出している。

OECD平均値、12・4%の4倍に達する異常さだ。

韓国保健福祉部は韓国では、高齢者の貧困率の

統計が実際より高く出る傾向があるとする。

理由は、韓国では将来の生活に備えて賃貸用

住宅などの不動産を所有傾向が強いことを挙げる。

これは、不動産バブルがはじけ、住宅ローン金利が

上昇する時期にはダブルパンチとなる。

不動産神話が崩れつつある現在は厄神だ。

また、高齢者の勤労所得の割合では、韓国が

63・0%であるのに対してOECD平均は23・9%。

生活維持に備えて、高齢であっても働かざるを

得ない社会構造になっており、大きな原因は

公的年金の割合が16・3%にすぎないことにある。

専門家らは、韓国の高齢者貧困率が他の国に

比べて圧倒的に高い理由は、公的年金制度が

整っていないためと指摘。

朴槿恵の大統領選で掲げた公約は高齢者への

年金制度・社会保障の充実だったが、一番先に

破棄したのが年金で、月額20万ウオン(約2万円)の

基礎年金充実も財源がないとして口約で終わる。

昨年の9月に統計庁が発表した「2015高齢者統計

調査では、公的年金や個人年金を受給している

55歳以上の人のうち、8割が月25万ウォン(2万

5000円)未満であることが判明している。

高齢者の自殺率も断トツの1位の老人地獄の国。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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