GWや夏休みには各地で多彩な食フェスが開催
されるが、最近、主として食肉を通じて感染が
広がるカンピロバクター感染症が多発している。
東京都や福岡県で開催された人気イベントの
「肉フェス」では、提供された料理で157人が感染。
会場での鶏肉を始めとする食肉の杜撰な衛生
管理や調理方法が原因とるケースが多く、また、
利用する側も生食は無論のこと、家禽や獣肉は
過熱が不十分な料理は避けることだ。
また、調理 器具や手指などを介した生食野菜・
サラダへの二次汚染防止に極力注意を要する。
近年は、大規模な集団食中毒事例が減少して、
飲食店などの小規模施設での割合が急増して
いるため、患者の届け出人数は1,300~1,500人で
推移しているが、受診当初は感冒と診断される
ことも多く、実際は相当数に上るもと推察される。
発生原因の疫学調査結果からは、鶏肉調理食品の
摂取やその調理過程の不備が原因であったこと
が強く示唆されており、鶏肉の生食には要注意だ。
欧米では生牛乳による事例もあるが、 我が国では
加熱殺菌乳が流通しており懸念はない。
この他、井水、湧水および簡易水道水を感染源と
した事例があるが消毒や過熱は欠かせない。
カンピロバクター感染症は食中毒事例数では
サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌に
次ぐ4位の発生頻度となっている。
症状では腹痛、 嘔吐、下痢が多く、発熱、悪心、
頭痛、悪寒、倦怠感を伴い潜伏期間は2〜5日間。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿