中国では豚肉が無くては食卓の体裁が整はず、
不足すれば暴動が発生するといわれるほどの
重要性を備えた食材だ。
この豚肉価格が、昨年度は5割ほども高騰した。
2016年度に入っても高値続きで5月では、昨年の
同月比の33・6%高で高値止まりしており、5月の
消費者物価指数を0・8ポイント押し上げている。
高騰の原因は、習近平の場当たりな命令にある。
環境重視を優先するあまり、2014年以降、水源
周辺での養豚を禁止するとともに、養豚業者には
糞尿処理施設を備えることを義務付けた。
その結果、5000万頭ほどいた繁殖用の母豚が
およそ3/4にまで激減し、枝肉不足を招いた。
米国などからの輸入が激増しているが、需要に
追いつかず、価格高騰が続いている。
養豚業者の損益分岐点は、豚肉価格が飼料
価格の6倍とされているが、現在は9・13倍という。
零細業者や農家の飼育を規制する前に、環境
衛生政策に沿った投資指導や集約化などの
対策をとらなかったツケは高くついている。
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