6月下旬から中国中部から南部では連続的な
豪雨に見舞われ、長江中、下流域一帯の多くの
地域が深刻な水害が多発している。
中国長江洪水対策総指揮部は7月11日、3月以降
降水量が異常に多い状況が続いたことにより、
長江流域各地で大規模な洪水が発生しており、
約4900万人以上の住民が被災し、222人の死亡・
行方不明が出ていると発表した。
現在、全国222河川が警戒水域を超えて洪水が
発生しており、うち6河川では歴史的に類を見ない
大洪水となり、被害は11省に及んでいる。
その後も、洪水は収まることなく、市民生活にも
甚大な影響を与えている。
長江(揚子江)は長さが 6300km と 世界第3位で、
日本の国土面積の約5倍にも及ぶ 180 万 km2
流域面積を備える。
長江は過去にも幾度となく広範囲に洪水に見舞
われており,古くは漢代(紀元前206~後220年)から
近年の清代(1616~1911年)までの約2000年間に,
大小合わせて200回予の洪水が発生している。
清朝時代には3 ~ 5 年に1 度,中華人民共和国
成立前の20年間にはほとんど毎年水害が発生。
1998年には長江全域で大洪水が発生している。
この大洪水の原因として、専門家は気候変動の
ほかに,森林伐採による土壌流出や保水能力の
低下,人口集中による沿岸の開発,水量調節
機能を備えた湖沼の干拓などの人為的要因を
指摘し、拝金主義が横行で長期的な治水計画が
軽視されたことが大きな原因としている。
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