国立感染症研究所にると、全国およそ3000の
小児科の医療機関から報告されたノロウイルス
などによる感染性胃腸炎の患者は、2016年
12月上旬に患者数が6万人を超えていたが、
その後減少に転じて、17年1月上旬には1万
7000人弱にまで減少した。
なお、1~3月は流行期間であるため集団食中毒
発生には十分注意するように呼び掛けている。
専門家は、今期に検出されたノロウィルスの
遺伝子に変化が起きていることが確認されて
いるため、一度罹った人でも再び感染する
可能性があると指摘している。
例年、ノロウィルスよりも多くの食中毒発生の
原因となっているのがカンピロバクター食中毒。
カンピロバクターは、牛、豚、羊、野鳥及び
鶏など家禽類の腸管内に広く常在菌として
保菌されている。
特に、鶏を解体する際に内臓を傷つけ、菌が
肉部分に付着するケースが多い。
或る調査では、市販されていた国内鶏肉の
61%が汚染されていた。
鶏肉の生食には十分な注意が必要だ。
食中毒は腹痛と下痢を発症する。
下痢自体は数日で治るが、回復後数日の潜伏
期間を経て難病のギラン・バレー症候群の症状が
発現する場合があるから注意が必要だ。
ギラン・バレー症候群は、両手足の筋力が低下し、
四肢に力が入らなくなり、感覚障害が出ることも。
重症になると神経障害に至り、呼吸不全を起こし
死亡することもある。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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