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2017年6月13日火曜日

心不全の薬がガンの転移を防ぐ.

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
赤花常盤万作



特定の疾患の治療薬として開発された

薬が、別の疾患の治療への薬効を備え

いたことが後に判明することがある。

2014年にアフリカで猛威を振るった

特定の疾患の治療薬として開発された

アビガンが薬効を備えていたことは

良く知られているが、こうしたことを

「ドラッグリポジショニング」という。

1995年に、第一三共に吸収されたサン

トリー医薬事業部が1984年に創製した

心不全の薬、「ハンプ」がガンの転移を

抑制する薬効を備えていることが判明。

ハンプを利用して心臓の治療に従事して

いた医師が、肺ガン手術を担当する

こととなり、たまたま心不全治療に

ハンプを使用した患者に、がん転移の

抑制効果に気づいたのが発端。

2015年より、塩野義製薬などの協力で

臨床試験が始まることとなり、2020年

ごろには、がん転移抑制剤として

デビューすることになりそうだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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