特定の疾患の治療薬として開発された
薬が、別の疾患の治療への薬効を備えて
いたことが後に判明することがある。
2014年にアフリカで猛威を振るった
特定の疾患の治療薬として開発された
アビガンが薬効を備えていたことは
良く知られているが、こうしたことを
「ドラッグリポジショニング」という。
1995年に、第一三共に吸収されたサン
トリー医薬事業部が1984年に創製した
心不全の薬、「ハンプ」がガンの転移を
抑制する薬効を備えていることが判明。
ハンプを利用して心臓の治療に従事して
いた医師が、肺ガン手術を担当する
こととなり、たまたま心不全治療に
ハンプを使用した患者に、がん転移の
抑制効果に気づいたのが発端。
2015年より、塩野義製薬などの協力で
臨床試験が始まることとなり、2020年
ごろには、がん転移抑制剤として
デビューすることになりそうだ。
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健康と安心のメタボへの備えは?
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